◆ お勧め本&DVDレビュー
ヘーシンクを育てた道上伯氏が世界選手権やオリンピック直前、不安で心揺れるヘーシンクにかける言葉がとても感動的で、道上氏の武道家としての実力、指導力、人間的な魅力に引き付けられました。
また柔道が辿って来た歴史が多く語られており、知らなかったことばかりでとても興味深かったです。
「日本人選手が海外で成功するために、もっとも必要なのは何か?そう訊かれたら、僕は迷わず”メンタル”と答える」サッカー日本代表選手・長谷部誠(本書より)
6月23日(木)に発売された『Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー)』誌・781号の「メンタル・バイブル 20人のアスリートが明かす心の整理術」特集で、「先人の反骨精神に学べ!~偉人たちの〝ど根性〟伝説」の一人として松井章圭館長100人組手の記事が掲載されました。
必読です!
「この精神革命という言葉は、極真空手の生みの親である大山倍達さんが唱えていたことです。 彼は混迷の時代を生き抜く人間のあり方として、この精神革命の考え方を広めるために、その手段として
極真空手を世界に広めようとしました。」本文より
周囲に流されず、光を放つ人生を送るにはどうすればいいのか?様々な偉人たちの例をあげてわかりやすく
面白く説かれています。
清水克衞著
「試合を支配する要素の70%はメンタリティー(ものの考え方や知力、精神力)。
残りの30%がフィジカルの部分。
僕は、各自の持つメンタリティーが体をコントロールし、また、試合をコントロールするのだと思っている。」本文より
メンタルコントロールをわかりやすく語ってくれてとても面白くどんどん読めてしまいます。
そして、ラミレス選手がなぜ長期間に渡って日本の野球界で一流選手として活躍し、ファンから愛されているのか納得しました。
人格が素晴らしいです。
野球のことはあまりわからない自分ですがスーパーナイスガイ、ラミレス選手を応援したい氣持ちになりました。
皆さんもう読まれましたでしょうか?
南米地区の国際委員である磯部清次師範が『世界が尊敬する日本人25人』の一人として紹介されました。
出版元のバックナンバーはもう在庫切れのようですのでアマゾンなどで中古であれば購入可能です。
「僕は若いとき、極真空手を生み出した大山倍達さんに、たまたまサイン会で会って、握手してもらったらすごく固い手で、いつかこんな男になりたいと思って空手をはじめたんだ。」本文より
中高時代に限らず、幅広い年代が読んで感動する名著の数々。
紹介されている本を全部読みたくなります。
大山倍達総裁関連の本も紹介されています。
本のソムリエこと清水克衛さん著です。
ヨーガのセルフコントロール術をスポーツや実生活に応用する方法がわかりやすく説明されています。
宮本武蔵の「剣禅一如」の言葉からもわかるように、武術家にとって相手と立ち会うときに生ずる「恐怖心」を「平常心」に切り替える術として禅の技法である座禅(瞑想)などを取り入れる武術家も多くいました。
この本では東洋の瞑想の簡単な歴史とヨーガと禅の瞑想法の違い、また瞑想とイメージトレーニングや思考法の関係などを知ることができます。
リラックスするための呼吸法や集中力を高める呼吸法なども紹介されており、空手に伝わる「のがれの呼吸裏」が何のための呼吸法なのかも知ることができます。
かつてオリンピックで驚異的な成績を収めていた旧東ドイツや現在でもアメリカンフットボールの一流選手が実際にヨーガを取り入れて大きな成果を得ており、東洋の叡智は世界の一流に大きな影響を与え続けています。