ナレーション:ピーターさんは*マシュー選手が11歳の時からずっと指導してきました。
ピーター:マシューは生まれつき左腕の肘から先の部分が無かったんだ。
肘から先は泳ぐためにはとても重要な部分だよね。
でもマシューは自分を障碍者とは考えなかった。
健常者と同じチームで練習したんだ。
たいへんな挑戦だったと思う。
手で水を掻く練習だって腕立て伏せだってみんなと一緒にやったんだよ。
ナレーション:できないとは決して考えず、毎日挑戦し続けたマシュー選手。その強靭な精神力と前向きな姿勢からピーターさんも多くを学んだといいます。
ピーター:私たちのチームではできないという言葉は禁句なんです。
例えばバタフライキックができないではなくバタフライキックが上手くなるように頑張る,と考えを変えるのです。
できないということはそもそもあり得ないんです。
*マシューカウドリー(パラリンピック金メダル13個)