ホーム » 荒井分支部長ブログ » 2019/12/23今週の名言

奇跡のレッスン ソフトボール編 ミッシェル・スミス

ミッシェル:努力をすればするほど、待っている結果は素晴らしいものになります。みんなトップクラスの選手のことを生まれつき才能があったんだ、と思うかもしれません。でも実は違うんです。

ナレーション:ミッシェルさん、意外な話を始めました。

ミッシェル:十八歳の夏、私は交通事故に遭いました。ひどい重傷を負ったんです。左肘が大きく裂けて、骨が出て筋肉も引き裂かれました。左は利き手です。医者は、もう二度と投げられないだろうと言いました。今も左腕は、まっすぐ伸ばすことも、最後まで曲げることもできないんです。これしか動かない。でも事故からちょうど10年後、私はオリンピックのマウンドに立っていました。

ナレーション:アメリカのエースとして奇跡の復活を果たしたミッシェルさん。その裏には途方もない努力がありました。過酷なリハビリを乗り越え、さらに医学部に進んで、速いボールを投げるための体の使い方を、徹底的に研究したのです。

ミッシェル:怪我の後遺症があるので、リハビリをするだけでは勝てません。私は絶対に事故の前より強くなろうと、決意していました。必死の思いでピッチャーに復帰した時には、前より5 km/h もボールが速くなっていたんですよ。どうすればより良くなるのか、変化を続けることが大切です。これはソフトボールに関してだけではなくて、人生についても、同じだと思っています。同じ自分のままではいけないんです。