ホーム » 狛江通信 » 2008/12/10 関東大会

はじめにセコンド、応援、手伝いに来ていただいた皆様、ありがとうございました。

たくさんの力強い応援のおかげで、最後まで戦い抜くことができました。

試合二日前までは、緊張することなく、平常心でいることができました。しかし、試合前日になると突然、今までの試合の負けた状況が頭の中を覆いつくしました。
自分は、勝った試合よりも負けている試合のほうが圧倒的に多いので、「勝つイメージ」というものが、なかなか浮かびませんでした。
情けない話しですが、結局、「負けるイメージ」を払拭できぬまま、当日を迎えることとなりました。

不安と、それを打ち消そうとする気持ちのせめぎ合いから緊張が生まれ、体が硬くなっていくのを感じました。

一・ニ回戦は息絶え絶えになりながらも判定勝ちすることができました。試合に集中することによって、徐々に緊張は消えていきました。

三回戦から、楽に戦うことができました。そして、自分の空手人生で初となる一本勝ち(合わせ一本)ができました。

準決勝は、三茶の帯研で一緒に稽古をしたことのある選手でした。稽古では自分が優位になるということはなかったので、勝てる見込みはありませんでした。胸 を借りるつもりで臨みました。この心境が良かったのか、精神的な不安は一切なくなり、最初から、全力を出すことができました。腹を効かされ、頭を蹴られ、 フラフラになりながらも手を出し続けたので、なんとか勝つことができました。

決勝戦は、「勝つ」ということよりも、「余力を残さない」と いうことを意識しました。準決勝と同様に最初から全力で行く事ができました。息が切れ、手が止まりそうになったとき、自分への声援が耳に入りました。その 声援に背中を押され、再び心を奮い立たせ、攻め続けることができました。その結果、勝利を掴むことができました。

今回の試合を通して、改めて、自分は非常に恵まれた環境の中にいるということを認識しました。

優しく見守ってくれる先生方。強く常に目標であり続けてくれる先輩方。練習相手から試合運営の手伝いまで、嫌な顔一つせず、していただいた道場生の方々。感謝という言葉では軽すぎるほどに、多く恩恵をいただきました。本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

三田大介