1994年、3年目ですね。
仰木監督と出会って、レギュラーで初めて使っていただいたわけですけども。
この年までですね、楽しかったのは。
あとはその頃から急激に番付を上げられちゃって、それはしんどかったです。
やっぱり力以上の評価をされるというのはとても苦しいですよね。
だから、そこからは純粋に楽しいなんていうのは、やりがいがあって達成感を味わうこと、満足感を味わうことはたくさんありました。
じゃあ、楽しいかというとそれとは違うんですよね。
でもそういう時間を過ごしてきて、将来はまた楽しい野球をやりたいなと。
これは皮肉なもので、プロ野球選手になりたいという夢が叶った後は、そうじゃない野球をまた夢見ている自分がある時から存在したんですね。
でもこれは、中途半端にプロ野球生活を過ごした人間には待っていないもの。
たとえば草野球ですよね。
やっぱりプロ野球でそれなりに苦しんだ人間でないと、草野球を楽しめないのではないかと思うので
。これからは、そんな野球をやってみたいなという思いですね。